家電リサイクル料金の調べ方(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)

リサイクル料金はメーカーと品目・サイズ区分で決まり、家電リサイクル券センターのサイトで調べられます。運搬にかかる収集運搬料金は別で、店ごとに違うため見積りを取ります。料金は改定されるので、公式の最新版でご確認ください。

料金は「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の2つに分かれます

家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)を手放すときに払うお金は、性質の違う2つに分かれます。ひとつは製造業者等が定める再商品化等料金(一般にリサイクル料金と呼ばれます)、もうひとつは小売業者が定める収集運搬料金です。決める人が違うので、調べ方も別々になります。

環境省の家電リサイクル法Q&Aでは、小売業者は収集運搬料金を店頭掲示などにより公表し、製造業者等は再商品化等料金を日刊新聞紙に掲載する方法で公表することとされています。そのうえで、消費者が自分の使っている機器の収集運搬料金と再商品化等料金を知りたいときは、小売業者に電話などで照会すれば知ることができる、と説明されています。

同じQ&Aでは、それぞれの料金の決め方についても触れられています。収集運搬料金は「特定家庭用機器廃棄物の収集及び運搬を能率的に行った場合における適正な原価を勘案して定められなければならない」とされ、再商品化等料金は「再商品化等に必要な行為を能率的に実施した場合における適正な原価を上回るものであってはならない」とされています。言い値で決めてよいものではない、という前提がある点は知っておくと見積りを見るときの目安になります。

このページには金額そのものを載せていません。料金は改定されることがあり、転載した数字が古くなると、そのまま誤った案内になってしまうためです。ここでは「どこで・どう調べるか」だけをまとめます。

  • リサイクル料金(再商品化等料金)=製造業者等が定める。品目・メーカー・サイズ区分で決まる
  • 収集運搬料金=小売業者が定める。同じ品目でも頼む店によって変わる
  • 自分で指定引取場所へ運ぶ場合、収集運搬料金はかからないが、リサイクル料金の支払いは要る

調べる前に、手元の家電で3つ確認します

リサイクル料金は「品目」「メーカー名(製造業者等)」「サイズ区分」の3つが決まれば引けます。逆に、この3つがあいまいなまま検索すると金額が表示されません。まず本体を見て、この3つを控えるところから始めます。

メーカー名と型番は、本体の銘板(定格表示)で確認します。テレビは前面のパネル部に表示されている型番、または裏面の定格表示で調べます。家電リサイクル券センターは、型番の最初の2桁の数字が画面サイズになっている場合が多い、と説明しています。

テレビの料金区分は画面サイズで「小」「大」に分かれますが、表示方式によって書き方が変わります。ブラウン管式テレビは15型以下が「小」、16型以上が「大」。液晶・有機EL・プラズマ式の薄型テレビは15V型以下が「小」、16V型以上が「大」です。どちらも画面の対角線が38cm未満なら「小」、38cm以上なら「大」という基準が併記されているので、型番が読み取れないときは対角線を測れば判別できます。料金表ではブラウン管式と薄型とで欄が分かれているため、同じ画面サイズでも表示方式を取り違えると別の欄を見てしまいます。

冷蔵庫・冷凍庫は内容積で分かれます。扉を開けた内側に貼られているシールの「全定格内容積」の数値を見て、170リットル以下なら「小」、171リットル以上なら「大」です。シールが色あせて読み取れないときは、本体の「高さ」「幅」「奥行」のうち最も長い寸法が1,300mm未満なら「小」、1,300mm以上なら「大」として判断する方法が案内されています。メジャーがあればその場で測れます。

エアコンと、洗濯機・衣類乾燥機には大小の区分がありません。品目とメーカー名だけで決まります。なお、業務用の機器は、家庭で使われているものであっても家電リサイクル法の対象外とされています。

  • 品目(エアコン/ブラウン管式テレビ/液晶・有機EL・プラズマ式テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・衣類乾燥機)
  • メーカー名(製造業者等)と型番 … 本体の銘板・定格表示で確認
  • サイズ区分 … ブラウン管式テレビは15型以下=小/16型以上=大、薄型テレビは15V型以下=小/16V型以上=大(いずれも対角線38cmが境目)
  • サイズ区分 … 冷蔵庫・冷凍庫は全定格内容積170L以下=小/171L以上=大(読めなければ最長寸法1,300mmで判断)

家電リサイクル券センターのサイトで料金を引く手順

一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター(RKC)のサイトに、品目とメーカーから料金を引く検索があります。入口が複数用意されているので、手元で分かっている情報に合わせて選びます。メーカー名がはっきり読めるなら一覧から、社名が読めずロゴだけ分かるならロゴマーク一覧から、型名が読めるなら型名検索から入るのが早道です。

型名で探すときは、ハイフンなども含めて、本体や銘板に記載されている型名のとおりに入力します。「データが存在しません」と出た場合は、メーカー名と型名の両方を入れていることが原因のことがあるため、メーカー名を削除して型名だけで検索し直す方法が案内されています。対象品目のはずなのに金額が表示されない場合は、大小の区別が必要な品目である可能性があります。

入力した型名が見つからなくても、家電リサイクルの対象外という意味ではない、とRKCは明記しています。古い製品や流通量の少ない製品では検索に出ないことがあるためです。判断がつかないときは家電リサイクル券センター(0120-319640)へ問い合わせるよう案内されています。

一覧表をまとめて見たいときは、RKCの料金表ダウンロードページから「家電リサイクル料金一覧表」を入手できます。2026年8月19日に確認した時点の最新は2026年7月版で、電子ブック版とPDF版のほか、リサイクル料金だけの抜粋版、手続きの進め方の抜粋版が置かれています。前の版からの変更点をまとめた資料もあり、改定の有無をここで確かめられます。郵便局にも料金一覧表が備え付けられているので、券を書きに行ったその場でも確認できます。

  • メーカー名一覧から探す(索引から社名を選ぶ)
  • ロゴマーク一覧から探す(銘板の社名が読めないとき)
  • 型名から探す(品目を選び、型名をそのまま入力する)
  • 主要メーカー一覧から探す
  • 料金一覧表(電子ブック・PDF)をダウンロードして探す
  • 郵便局に備え付けの料金一覧表で確認する

メーカーが分からない・一覧に載っていない場合

RKCの料金情報には「指定法人」という区分があり、製造業者等名コードは999です。この区分にも品目ごとの料金が示されていて、エアコンと洗濯機・衣類乾燥機はサイズ区分なし、ブラウン管式テレビ・液晶等のテレビ・冷蔵庫・冷凍庫は「小」「大」に分かれる、という形になっています。つまり、メーカー名の欄に載っている各社と同じように料金が引ける仕組みです。

ただし、「メーカーが倒産している」「一覧に社名が載っていない」というときに、どの条件を満たせばこの指定法人の料金で手続きしてよいのか、その判断基準を説明した公式ページは、今回確認した範囲では見つけられませんでした。ここは確認できていないため、当サイトでは断定しません。手続きの前に、家電リサイクル券センター(0120-319640)か、引き取りを頼む小売業者にご確認ください。誤った区分で払い込むと、後の手続きで差額の精算や再手続きが必要になることがあります。

なお、料金一覧でグレーに表示されているメーカーについては、名称の変更や他社への事業譲渡があった場合がある、という注記がRKCの料金情報のページに置かれています。手元の製品のメーカー名が一覧で見つからないときは、社名が変わっている可能性も含めて探すと見つかることがあります。ブランド名と製造業者等名が違う製品もあるため、銘板に書かれた社名のほうを手がかりにすると当たりやすくなります。

  • 製造業者等名コードは3桁の数字。指定法人は999
  • 一覧で社名が見つからない=家電リサイクルの対象外、という意味ではない
  • 社名は変更・事業譲渡で変わっていることがある(一覧のグレー表示に注記あり)
  • 指定法人の料金を使ってよいかの判断は、RKC(0120-319640)または引取りを頼む店へ確認する

収集運搬料金は店ごとに違うので、見積りを取ります

収集運搬料金は小売業者が定めるため、全国一律の金額がありません。同じ品目・同じメーカー・同じサイズでも、頼む店によって変わります。環境省の家電リサイクル法Q&Aでは、この料金は収集と運搬を能率的に行った場合の適正な原価を勘案して定めることとされ、店頭掲示などで公表することとされています。消費者は小売業者に電話などで照会して知ることができる、とも説明されています。

見積りを取るときは、店によって前提が変わらないよう、同じ情報をそろえて同じ内容で聞くと比べやすくなります。特に階数や搬出経路は金額が変わりやすい部分なので、最初に伝えておくと後から差し替えになりません。エレベーターが使えない、玄関や廊下の幅が狭い、屋外に回さないと出せない、といった条件は当日になって判明すると追加費用の相談になりがちです。

もうひとつ行き違いが起きやすいのが、提示された金額にリサイクル料金が含まれているかどうかです。「合計でいくらか」と「その内訳はリサイクル料金と収集運搬料金でそれぞれいくらか」を分けて聞くと、店どうしの比較ができます。エアコンの取り外しなど、収集運搬とは別の作業費がかかる場合もあるので、作業費の有無もあわせて確認しておくと安心です。

  • 品目・メーカー名・サイズ区分(テレビの画面サイズ、冷蔵庫の全定格内容積)
  • 買い替えと同時か、引き取りだけか
  • 設置場所の階数、エレベーターの有無、玄関までの経路や幅
  • 取り外しなどの作業が必要か(エアコンなど)
  • 希望する日と時間帯
  • 提示額にリサイクル料金が含まれるか、収集運搬料金だけの金額か

自分で運ぶ場合の払い方(郵便局の家電リサイクル券)

自分で指定引取場所へ持ち込む場合は、料金郵便局振込方式の家電リサイクル券を使います。RKCの案内では、この券は消費者が自分で指定引取場所に持って行く場合や、家電リサイクル券システム未入会店が家電リサイクル業務を行う場合に使うもので、郵便局の店頭に備え付けられています。窓口は貯金窓口です。

券は複数の部分に分かれており、A払込取扱票、B振替払込請求書兼受領証、C振替払込受付証明書という構成です。記入するのは、製造業者等名コード(3桁)と製造業者等名、品目・料金区分コード、リサイクル料金、そして依頼人(排出者)の住所・氏名(名称)・電話番号です。

RKCは、正しいメーカー名(製造業者等名)と品目(大小区分)で手続きするよう案内しています。郵便局に備え付けのリサイクル料金一覧表で、品目とメーカー名から金額とコードを確かめてから記入してください。区分を取り違えたまま払い込むと、指定引取場所での引き渡し時に不足が判明して手続きをやり直すことがあります。

窓口で払い込むと受領証と証明書を受け取ります。振替払込受付証明書には窓口で日附印を押してもらい、指定引取場所控に貼り付けます。ATMで払い込んだ場合は、ご利用明細票のコピーを貼り付けます。券の有効期限は、郵便局での振込日の翌日から10年です。払込手数料は家電リサイクル券1枚ごとにかかるため、金額は郵便局の貯金窓口で確認してください。

持ち込む先の指定引取場所は、家電製品協会の検索ページで、都道府県から・地名から・現在地から探せます。臨時の営業や休業があるため、出発前に営業日と受付時間を確認してください。指定引取場所には大型トラックなどが出入りするので、構内では係員の指示に従い、安全にご注意ください。

  • 1. メーカー名、テレビは画面サイズ、冷蔵庫・冷凍庫は内容積を控える
  • 2. 料金一覧表で製造業者等名コード・品目・料金区分コードと金額を確認する
  • 3. 郵便局の貯金窓口で家電リサイクル券を受け取り、記入して払い込む
  • 4. 振替払込受付証明書に日附印をもらい、指定引取場所控に貼る
  • 5. 指定引取場所の営業日・受付時間を確認する
  • 6. 製品と券一式を持ち込む

家電4品目以外は、別の法律の制度になります

家電リサイクル法の対象は、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。ここまで説明してきた家電リサイクル券やリサイクル料金の仕組みは、この4品目のためのもので、それ以外の家電には当てはまりません。金額を調べても出てこない場合、そもそも制度が違うということがあります。

パソコンは家電リサイクル法ではなく、資源有効利用促進法に基づいて製造業者が回収・再資源化する仕組みです。申し込み先や料金の考え方が家電4品目とは別なので、メーカーの窓口で確認してください。すでに製造業者が無いパソコンの扱いなど、個別の事情によって進め方が変わります。

電子レンジ、掃除機、携帯電話、デジタルカメラなどは、小型家電リサイクル法に基づく回収の対象になり得ます。ただし、どの品目を回収するか、回収ボックスを置いているか、粗大ごみとして扱うかは市区町村によって違います。お住まいの市区町村の案内でご確認ください。

  • 家電リサイクル法=エアコン/テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・衣類乾燥機の4品目のみ
  • パソコン=資源有効利用促進法。メーカーの窓口へ
  • その他の小型家電=小型家電リサイクル法。対象品目と回収方法は市区町村によって違う
  • 家電4品目でも業務用の機器は家電リサイクル法の対象外

金額を調べるとき・事業者に頼むときに気をつけること

料金一覧表には版があります。RKCの料金表ダウンロードページには、前の版からの変更点をまとめた資料も置かれています。改定があるため、他社の記事やまとめページに書かれている金額は古くなっていることがあります。金額は公式の最新版でご確認ください。

リサイクル料金を払ったことは、家電リサイクル券の控えで確認できます。家電リサイクル券は特定家庭用機器廃棄物管理票という位置づけで、控えは手元に残す仕組みです。引き取りを店や事業者に頼んだ場合も、券の控えを受け取れるかを先に確認しておくと、後から引き渡し先をたどれます。

事業者に引き取りを頼むときは、料金の安さだけで決めないでください。家庭から出る家電4品目は一般廃棄物にあたり、これを業として収集運搬するには市区町村(市町村長)の許可が要ります。許可を出すのは都道府県ではなく市区町村で、産業廃棄物収集運搬業の許可は家庭から出る家電4品目を運ぶ根拠にはなりません。

そのため、依頼先を選ぶときは「どこの市区町村の、何の許可を受けているのか」「家電リサイクル券の控えを渡してもらえるのか」を先に確認するのが確実です。無許可の回収に渡すと、適正に処理されたかを後から確かめる手立てがなくなります。許可の有無や、地域で頼める事業者についての案内は、お住まいの市区町村の窓口でも相談できます。案内の内容は市区町村によって違いますので、お住まいの市区町村でご確認ください。

  • 料金一覧表は版が更新される。最新版と変更点の資料を見る
  • 家電リサイクル券の控えを受け取り、手元に残す
  • 家庭の家電4品目は一般廃棄物。収集運搬の許可を出すのは市区町村(都道府県ではない)
  • 産業廃棄物収集運搬業の許可は、家庭から出る家電4品目を運ぶ根拠にならない
  • 分からないときは市区町村の窓口、またはRKC(0120-319640)へ

あわせて読む解説

よくある質問

リサイクル料金は全国どこでも同じですか?

リサイクル料金は製造業者等が定めるため、品目・メーカー・サイズ区分が同じであれば地域では変わりません。一方、収集運搬料金は小売業者が定めるので、頼む店によって違います。

テレビの「小」と「大」の境目はどこですか?

ブラウン管式テレビは15型以下が「小」、16型以上が「大」です。液晶・有機EL・プラズマ式の薄型テレビは15V型以下が「小」、16V型以上が「大」となります。どちらも画面の対角線38cm未満か以上かが基準なので、型番が読み取れないときは対角線を測れば判別できます。

冷蔵庫のサイズはどこを見ますか?

扉を開けた内側のシールにある「全定格内容積」を見ます。170リットル以下が「小」、171リットル以上が「大」です。読み取れないときは、高さ・幅・奥行の最長が1,300mm未満か以上かで判断する方法があります。

メーカーが倒産している場合はどうなりますか?

料金一覧には製造業者等名コード999の「指定法人」という区分があり、品目ごとの料金が示されています。ただし、どの場合にこの区分で手続きしてよいのかを示した説明は公式ページで確認できませんでした。家電リサイクル券センター(0120-319640)または引き取りを頼む店へご確認ください。

自分で運べばリサイクル料金はかかりませんか?

かかります。自分で指定引取場所へ運べば店に払う収集運搬料金は不要になりますが、リサイクル料金は郵便局で払い込む必要があります。

型名を入れても金額が出ません。対象外ですか?

対象外とは限りません。型名が見つからなくても対象外という意味ではない、とRKCは明記しています。メーカー名を消して型名だけで検索し直す、大小の区別を確認する、という方法も案内されています。分からなければ0120-319640へお問い合わせください。

パソコンも家電リサイクル券で処分できますか?

できません。家電リサイクル法の対象はエアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機の4品目だけです。パソコンは資源有効利用促進法に基づきメーカーが回収する仕組みなので、メーカーの窓口で手続きしてください。

不用品回収の業者に家電4品目を渡しても大丈夫ですか?

家庭から出る家電4品目は一般廃棄物にあたり、業として収集運搬するには市区町村の許可が要ります。どこの市区町村の許可を受けているか、家電リサイクル券の控えを渡してもらえるかを先に確認してください。判断に迷うときはお住まいの市区町村の窓口にご相談ください。

出典

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